私たちの食料は持続的なのでしょうか?
私たちの食料がどこから来ているか知っていますか?
どのくらいの時間をかけて食卓まで届くか知っていますか?
匂いが飛んでしまっていても見た目が完璧なのはなぜだかわかりますか?
そして一番大事ことは:私たちのご飯はこの先もずーっと保たれるのか?です。
Oxfamが2014年に報告したレポートによると、食料品店で買えるほとんどの飲食料品が大手10社によって管理されています₍1₎。その大手企業とは従来のように食料を生産する会社ではありません。そのビジネスモデルは効率化の向上とコスト削減によって日々進化してきました。食料生産企業の典型的なサプライチェーンモデルは
家庭の食卓に運ばれるまでの工程で、多様かつ複雑なものを要求されてきました。
その要求とは世界中の農家さんに対する物質的なものもありました。例えば、世界規模で事業を展開している商社による他国籍の低賃金労働者を使った食品加工し、その加工品を派遣の人が地域の小売商店に卸すことなどです。一番効率の良いサプライモデルだでさえも、この各地域での工程がなかったら食卓に届くまで1週間以上かかってしまうのです。2013年の調査では農業は人間が発する二酸化炭素の半分を占めていることがわかりました(輸送込み)₍2₎。
現代では栄養と環境における健康について関心が高まっています。いくつかの研究では加工食品は健康に良くないとも言われています。最新のWHOが2015年10月24日に発行した報告で、加工食品と癌は直接的に影響があると発表しました₍3₎。生ものはますます人気になり、食品本来の栄養素が重視されるようになりました。私たちの食料の利点を管理しながら、工程を省くことによって農場から食卓までの時間を短くすることができます。生もの人気の動きは私たちに、本来の必要不可欠な栄養状態の定義を取り戻させてくれました。しかし、私たちの両親の世代の人々から、昔に比べて生ものの味がなくなってきた。という声もききます。これは彼らが幼い頃に何を食べていたかにもよります。新鮮な食べ物は味が良く、栄養価も高いというのは常識です₍ビタミンAやC等₎。よってこの問題に必要なことは、食品の原点に還り、青々とした新鮮で健康的な物を摂取するということです。身の回りの地域の食材を供給源にするということがその中の一つの答えだと思います。
2014年7月に国際連合が世界人口の54%が都市部に住んでいると推定しました。 その数字は2050年には66%にまで達すると予想されています。しかし、代々続く農家は遠方の郊外に位置しています。もし、食料がそのような大半の人は住まない場所からしか供給されないようであれば私たちの食料が持続的とは決して言えません。解決方法は問題の中にあります。都市農業は今から始めることのできる解決策なのです。従来通りの食料供給方法は経済的尺度とコスト削減の修正案にしかなりません
小規模の都市農業をシンプルに自治体や、軒裏、屋上などで始めることによって、より簡単に生産者にアクセスすることができるようになります。農場から食卓までの工程をシンプルにすることにより、人々は食べ物が実際にどのように実るのか、何が欠けているのかという知識を直に知ることができます。
.どのようにして、自分達が食べる食料が育つのか。そして、育ててくれている人達への感謝と尊敬の念を 知ることは、持続的で健康な生活スタイルに値すると思います。
参考文献
(1) http://www.oxfamamerica.org/
(2) http://www.greeneatz.com/
(3) http://www.who.int/en/
(4) http://www.un.org/en/index.html